今日は小禄小学校の子どもたちが森の家みんみんに来てくれて、生活科の授業として「森の指令ゲーム」を楽しみました。
森の指令ゲームは、グループに分かれて指令カードの写真と同じ、動物や植物などを探すゲームです。子どもたちは、3クラス各3グループづつ、計9グループに分かれて対戦しました。
トイレを済ませて、準備できたグループから出発することにしましたが、人数が多いので、研修室の前はしばらく混雑していました。
森の指令ゲームでは、決められたコース(遊歩道)で、指令カードの動植物を探します。コースは、みんみんの入り口近くの坂道から始まります。
坂道の途中で、早速何かを見つけたグループがいるようです。 一方で気が付かずに通り過ぎるグループもいます。
森の指令ゲームでは、指令カードの動植物を全員が確認しなければ、いくら見つけてもポイントになりません。 ポイントを獲得するためには、グループ全員が揃って、見つけたものを指差して、「見っけ!」と声を出して審判役の大人にアピールする必要があります。
赤い実(メジロホウズキ)をみつけて、「見っけ!」
このグループは気が付かずにほとんど通り過ぎるところでしたが、一番最後に通った子どもが振り返って見つけました。よかったね。
イボイボの葉っぱ(ホソボムクイニビワキジラミの虫こぶ)をみつけて、「見っけ!」
寒くなってきて虫こぶが減ってしまったと思っていましたが、子どもたちは目ざとく見つけていました。
宝石みたいな虫(ナナホシキンカメムシ)をみつけて、「見っけ!」
ナナホシキンカメムシが葉裏に集まっている場所が何ヶ所かあったのですが、見つけるのは難しかったようです。 たまたま見つけたグループが嬉しくて大きな声を出していたので、ほかのグループも見つけることができました。ということで、このあたりはしばらく混雑してました。
緑色のカタツムリ(アオミオカタニシ)をみつけて、「見っけ!」
イボイボの葉っぱをみんなで見ている時に、ある子どもが葉っぱを裏返してみると、そこに小さなアオミオカタニシがいました。見つけた子どもは一瞬で英雄です。やったね!
最近、アオミオカタニシは少なくなっているようで、緑色のカタツムリを探す指令は難しいものなっています。
今回は、指令カードを17枚用意しましたが、1つのグループは全部みつけてコンプリートです。他のグループも殆どの指令をクリアしました。
たくさん見つけることができたのは、小禄小の子どもたちが頑張った結果です。 ゲームが終わった時、子どもたちは、みんなとても笑顔でした。自分で見つけた喜びはさぞかしだと思います。
森の指令ゲームでは、子どもたちは、森の中を自主的に探索します。 指令カード以外のものも、それぞれがたくさん見つけているはずです。
ふりかえりの時、ある女の子が「森に入るのはちょっと怖いと思っていたけど、いろいろ見つけるとワクワクして、森は楽しいと思った」と言ってくれました。
自然の中は、子ども達をワクワクさせるものでいっぱいです。 森の指令ゲームで、わくわく体験のお手伝いができるとうれしいです。 学校や団体での利用をお待ちしています。
小禄小の皆さん、また来てくださいね。