今日のみんみんは、かなり冷え込みました。
外に出るとさらに寒く、肌を露出しているところがすぐに冷たくなります。手袋がほしいと思ったのは久しぶりです。いつもは、外よりも事務所の中が寒くて、みんみんを訪れる人にびっくりされるのですが、流石に今日は事務所のほうが暖かいです。
最近、天気のいい日にはみんみんの周辺をうろついて咲いている草の花などを撮影していますが、ふと、こんな寒くて風の強い日に草達はどうしているのか気になったので、寒さをこらえてちょっと散策してみました。
寒空の風景は殺風景に見えます。曇って暗いこともありますが、花を咲かせている草は目立ちません。
いつもは黄色い花を咲かせているカタバミを見つけました。花はどれも小さくたたまれています。
薄紫色の花を咲かせるムラサキカタバミもしっかり花をたたんで閉じています。
いつもは広場一面に黄色い小さな花を咲かせているオニタビラコも今日はみんなお休みのようです。
セイヨウタンポポも花を閉じています。
綿毛も閉じています。 風が強い日は遠くに飛んで行くのには都合がよさそうですが、雨が降っているのでふわふわ飛ぶわけにいかず、地面にたたきつけられて転がされるのがいやなんでしょうね。 種たちは、強風に耐えて掴まっているようです。
半開きの花をつけているアキノノゲシを見つけましたが、大方のものは花を閉じています。
今日みたいな厳しい環境の日には草達は花を閉じて適応しているんだな、だから殺風景なんだなと、一人納得していると、いつもどおり花を咲かせているものを見つけました。
まずは、シロツメクサです。
よく探すと意外と他にもありました。 一つ見るけるとどんどん見つかります。
シロノセンダングサ
コメツブウマゴヤシ
シマキツネノボタン
リュウキュウコスミレ
こんな寒くて風が強いのに本当にご苦労さんです。
おそらく、花を訪れる昆虫はお休みのはずなので、あえて花を開いても、強風にあおられるだけで良いことは何もないように思えます。
花を開いたままにするのは、丈夫さに自信があるからなのでしょうか。確かに、風に対抗する手段としては、閉じる仕組みを獲得するやり方の他に、花を丈夫にするというやり方がありそうです。
今日咲いている花達は、丈夫だということなんですかね。
外に出た時に、咲いている花が少なくて殺風景だと思ったことも気になります。印象が正しければ、晴れた日に比べて今日は咲いている花が少なかったということになります。草達は、気象条件の悪い日には新たに花を咲かせないということで、適応しているのかもしれません。
だとすると、今日咲いている花は、古い花ばかりということになるのでしょうか。
草花を見ていると妄想がとまりません。寒さで凍えそうになったので、事務所に戻りました。
(ふじい)