ヤマトシロアリ

森の家みんみん

2016年02月14日 16:45

2月13日(土)、安謝川クリーン作戦を終えてみんみんのピロティーで参加者の人たちとくつろぎながら雑談をしていると、
一人が「あれは、なんですか」と茂みの方を指差しました。

茂みの方から何やら煙のようなものがゆらゆら立ち昇っています。 

近づいてみると、移植した樹木を支えるために使われていた丸太にたくさんの羽アリが集まっていて、そこから飛び上がっています。




煙のようなものの正体は、ヤマトシロアリの羽アリ(有翅虫)でした。




羽アリは、丸太の中から出てきています。



どうも、この丸太がヤマトシロアリの巣になっているようです。

穴の入り口には、ヤマトシロアリの兵蟻が見えます。 有翅虫を見送った後、入り口に居座ってしっかりガードしています。



突然、有翅虫の集まっているところが何やら急に慌ただしくなっていました。みんな右往左往しています。



よく見ると、アリ(ツヤオオズアリ)が集まってきて、有翅虫を襲っているようです。 すでにばらばらにされて運ばれているものもいます。




シロアリの兵蟻も襲われていますが、外に出て戦うということはないようです。 もっぱら巣のなかで防衛しているのでしょうか。



見ている間もアリがどんどん増えてきて、あんなにいっぱいいた羽アリはあっという間に姿を消しました。

みんみんでシロアリといえば、5、6月ころ暖かくて湿度の高い日に、もっと大きな有翅虫が大量に発生するという印象が強いのですが、それはタイワンシロアリです。 今回のものは、ヤマトシロアリで、2、3月に有翅虫が出現します。体は小さめで胸が黄色いのが特徴です。

みなさんの近所では、有翅虫は出現していませんか。


(ふじい)



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