ノビルの不思議 どこから? どうやって?
ノビルは野生のニラです。末吉公園では、草刈りをした後の歩道わきや草むらにはえていたりしますが、どこでも生えているわけではなくかなり限定的な印象があります。
先日、公園内で新たに生えている場所を見つけたのですが、ちょっと不思議な場所です。
生えているのは、森の斜面から転がり落ちてきた落石の上です。 オオイタビの間をぬって、オニタビラコと並んで生えています。
周りは森です。この場所だけ少し開けていますが、これまでこの石を含め周辺にはノビルを見たことがありません。
オニタビラコの種は綿毛を持っているので、風にのって飛んできたのでしょう。
でも、ノビルはどうやって? 風にのるような種ではないと思いますが、それでも強風で吹き飛ばされてきたのでしょうか。
そもそも、公園内でノビルが生えている場所が限定的なのは、もっぱら地下茎で栄養繁殖的に増えているからだと思っていました。
もし、何らかの形で種子散布が起こっていたとしたら、公園のあちこちでノビルが生えることがあるかもしれません。
みなさんもノビルに注目してみてください。
(ふじい)
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