2月21日 桜色のペリット探し

森の家みんみん

2016年02月22日 16:53

2月21日の午前中、事務所を抜けて、水辺のビオトープの近くのカンヒザクラを見に行きました。

実は、昨日の「いつもとちょっと違う夜の自然散策」でサクラに群がるオオコウモリを見つけたのですが、
その時、「オオコウモリはサクラの蜜をなめにくるんだよ。 花ごと食べると桜色のペリットができるはずだから、後で見れたらいいね。」
などと言った手前、桜色のペリットを確かめないわけにいかないだろうと考えたからです。

サクラの木にはオオコウモリはもう当然いなくて、かわりにメジロが蜜を吸いに来ていました。



昨日オオコウモリがいたあたりの下をしばらく探したのですが、結局、桜色のペリットを見つけることができませんでした。

ただ、オオコウモリがいた辺りの地面には、サクラの花が他とは違う落ち方をしているので、ここで何かしていたのは間違いないです。


誰かがちぎったように、花が房ごと落ちています。

ペリットを探していると、サクラのそばの藪から、ホーホケキョとウグイスの鳴き声が聞こえてきました。 今年初めてではないでしょうか。

ホーホケキョの声を聞きながら、昔の人がメジロをウグイスと間違えて描いていたという逸話を思い出しました。 確かに、サクラにとまるメジロは花札の絵、そのものです。

ペリット探しを諦めて、戻る途中。 ビオトープのそばのサルスベリでズアカアオバトも鳴いていました。




今回は、桜色のペリット探しに失敗しましたが、きっとどこかにあるはずです。

サクラに集まっているオオコウモリを見つけた時は、是非気をつけて探してみてください。

(ふじい)

関連記事