出前講座 泡瀬小学校5年生 泡瀬干潟観察会

森の家みんみん

2016年09月30日 19:40

泡瀬小学校5年1組と2組の泡瀬干潟観察会。
9月1日に実施予定でしたが、台風で延期されて今日になりました。



1組の子どもたちを連れて水路わきから干潟に入っていきました。

少し遠目からオキナワハクセンシオマネキやミナミトビハゼが活動している様子をを見せたかったのですが、みんな思い思いに動き回るので生きものたちはすぐに姿を消してしまいます。

それでも、今日は砂質の場所にミナミコメツキガニの砂団子が一面に広がっていました(これまでの観察会ではなぜかほとんど見られませんでした)。


砂団子がミナミコメツキガニのものだと教えると、みんな一斉にミナミコメツキガニを探し始めました。



砂団子のそばを掘り返すと、すぐに見つかります。

生物が少ないのが気になりますが、子どもたちは構わず先に進みます。





今日、一番子供たちの関心をひいたのはタコです。 石の隙間からわずかに体の一部が見えていただけですが、みんな集まってきました。


タコが見つかった場所に集まってきた子どもたち。バシャバシャさせながら集まってきたので、集まったころには水が濁ってほとんど見れなかったはずです。


今日の観察会で気になったのは、2年生と5年生の反応の違いです。 わずかな違いかもしれませんが、比較すると、2年生の方が見つけたものを素直に喜んでいたようです。2年生も5年生も生きものの名前を聞くことが多いのですが、5年生は名前を聞くと満足して、立ち去ることが多かったような気がします。生き物を見るのが面白いという感覚は、年齢によって減少するのでしょうか。生き物の扱いが、5年生のほうがすこし乱暴に見えたのも気になりました(2年生には、未熟さゆえの乱暴な扱いがみられるのですが)。

比較しなければ気が付かない違いだし、サンプルも少ないので、これだけで結論を出すわけにはいきません。

でも、生き物に対する興味をどうやって持続させるか。それをどのように発展させるか。 大きな課題だと思いました。

(ふじい)


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