巨樹巨木調査体験(那覇市環境啓発事業)

森の家みんみん

2017年02月20日 18:19

11月23日(水)に企画して、参加者がいなくて延期していた巨樹巨木調査体験を2月19日(日)に実施しました。

巨樹巨木調査体験は、那覇市の環境保全課委託の那覇市環境啓発事業の一環として行うイベントです。

19日も参加者が2名とすこしさみしかったのですが、これ以上延期もできないので実施しました。

まずは、環境省自然環境局生物多様性センターの計測マニュアルを確認して、野外(末吉公園)に出ました。

1本目は、練習もかねて南斜面の上にあるトイレの向かいのトックリキワタを選びました。トックリキワタは外来種の植栽木ですが、芝生に生えているので測定が容易です。

やり方を説明しながら、参加者に樹高測定、胸高の週長測定、GPS による位置計測を行ってもらい、記録用紙に測定値を記録もしてもらいました。


ノギスを使った樹高測定


周長の測定


GPSを使った位置計測


測定値の記録

この後は、南斜面を散策しながら巨樹巨木の基準に該当する樹木を探しました。

ヤブニッケイ1
森の中の広場の近くに生えていました。以前台風で途中から折れたことがある木です。 ヤブニッケイは周長100㎝以上で対象になります。





ヤブニッケイ2
同じく広場の近くに生えていました。




クワノハエノキ
比較的みんみんの近くにある大木です。以前、測定した時には基準に達していなかったと思われます。クワノハエノキは周長300㎝以上で対象になります。



南斜面を中心に基準に達している樹木を探しましたが、見つけられなかったので、4本測定してイベントを終わりました。

今回は、大人だけ少人数の参加だったので、あまり観察会的な要素を入れずに、測定を中心に行いましたが、参加者から貴重な体験ができたという感想をいただけたので良かったです。

みんみんでは、いろいろなタイプのイベントを企画実施していますので、興味のある方は是非参加してみてください。

(ふじい)

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