久しぶりの夜の散策

森の家みんみん

2017年11月04日 17:50

昨晩、久しぶりに、夜の末吉公園を少し散策しました。

急激に気温が低下したからか、台風の後で乾燥しているからなのか、生き物の気配が少なくて寂しいのですが、その中で、頑張っているのがタイワンクツワムシです。





森のなかにはたくさんのタイワンクツワムシがいます。

いったん鳴き始めると、あちこちで鳴き声がして、一気にうるさくなります。 少し前までは、緑色の個体も見かけましたが、昨日は、茶色のものばかりでした。

次に、よく見かけたのは、リュウキュウカジカガエルです。 葉の上でじっとしています。


リュウキュウカジカガエル

時折、ヒメアマガエルの声もしましたが、姿は見えませんでした。
かわりに、見つけたのは、特定外来種のシロアゴガエルです。 


シロアゴガエル

サカモトサワガニは、巣穴のそばにいました。寒いからか、あまり活動的ではないみたいでした。


足だけが見えています。

サカモトサワガニの巣穴のそばには、オキナワキムラグモたちが巣穴を作っています。

小さくて、蓋のあるある巣穴ですが、足だけ見えているのはなんとなく似ています。


オキナワキムラグモの巣穴

少し前までは、オキナワナナフシがよく見つかったのですが、あまり見つかりません。


小さなオキナワナナフシ

なぜか、クワゾウムシがクワズイモの葉にいました。


クワゾウムシ

ショウベンノキが色づいて、冬支度も始まっています。



ナガミボチョウジも赤い実をつけています。赤い実はクリスマスっぽいイメージがあります(実は、実をつける時期はとても長いのですが、やっぱりピークは冬です)。


ナガミボチョウジ

ほんの少しの探索で、見れた生き物は少なかったですが、楽しかったです。 

みんみんでは、利用者向けに夜の観察会を行っているので、施設を利用の際には、活用してください。

(ふじい)

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