タイワンクツワムシの不思議
喜友名です。
今日は予報通り雨が降ってきましたね。
雨が降ると一段と肌寒く感じられます。
さて、このところ森の中ではたくさんのタイワンクツワムシ
Mecopoda elongataを見かけることができます。
あっちにも
こっちにも
幼虫の出現時期なので幼虫がいるのは分かりますが、たまに明らかに1年間生きたであろう成虫も目撃することができます。
それらの成虫は卵を産んだあと、何をしているのでしょうか?
何度も産卵するのでしょうか?
メスだとその可能性が考えられますが、オスはどうでしょう。
生きている限り、メスを探して交尾の機会を伺っているのでしょうか。
またタイワンクツワムシには緑色型と褐色型がいます。
調べてみると後天的(主に光の影響)に褐色型になるそうで、確かに幼虫時にはほとんどの個体が緑色です。
しかし中にはこんな子も
こっちの成虫は褐色へと変化する途中でしょうか。
わずかに緑色が確認できます。
最終的には全個体が褐色になるという情報も・・・
だとしたら緑色型は羽化したばかりで、これから褐色に変化するはずです。
けれどもタイワンクツワムシは葉の上にいることが多く、褐色だとかえって捕食者に見つかってしまいそうです。
褐色に変化する適応的意義はなんなのでしょうか。
身近にいながらも、いろいろと謎多き昆虫です。
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