やんばる山と末吉公園の違い
先日、どんぐりを取りに行ったやんばる山で少し写真を撮ったので末吉公園との違いの視点で紹介します。
やんばる山は、末吉公園と同じ石灰岩地の森です。
森のなかでは、末吉公園と同様に石灰岩地特有のナガミボチョウジが赤い実を付けています。
でも、末吉公園よりも目立ってはいません。 その代わりに目立つのは、オオバルリミノキです。
オオバルリミノキは末吉公園では、殆ど見られません。
白くて可愛らしい花を咲かせるアリモリソウは、やんばる山の森で普通に見られます。
末吉公園でも滝見橋そばの池の周辺でアリモリソウを見ることができますが、他では見ることができません。
やんばる山と末吉公園を比べると、どうも末吉公園に欠落や偏りがあるように思われます。
末吉公園には今でこそ立派な森がありますが、かつてはほとんどが畑地であり、残されていた森も人の影響を強く受けていたと思われます。おそらく、欠落や偏りはこうした歴史的背景によるものです。
石灰岩地特有のどんぐり、アマミアラカシが末吉公園にないのも、同じ理由だと思われます。
動物では、移動力のないものに違いが見られます。 例えば、オキナワキセルガイ。
このカタツムリは、末吉公園では見られません。
ナナホシキンカメムシは、末吉公園でもやんばる山でも越冬の個体がたくさん見られます。流石に羽があると簡単に移動できるので違いが無いみたいです。
みなさんも、どこかにでかけた時には、末吉公園との違いに注目してみてください。
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