1月4日の夜の散策で見つけたカタツムリ以外の生き物たちを紹介します。
この夜は、出かける直前まで雨が降っていて森の中は靄がたちこめていました。生き物たちの体には小さな水滴がついています。
遊歩道の手すりの上の毛虫
小さな毛虫が手すりの上に結構いました。 まだ若齢のガの幼虫のようです。 カシワマイマイでしょうか。 だとすると、大きくなると目立つので毒虫騒ぎが心配です(毎年のようにあります)。カシワマイマイの大きな毛虫は迫力がありますが、無毒です。
手すりの上のコウガイビルの一種
ヒルという名前がついていますがヒルの仲間(環形動物)ではありません。 コウガイビルは陸生のプラナリア(扁形動物)です。
ノカラムシの葉を食べているオキナワナナフシ
小さなオキナワナナフシ
夏場にくらべると数は少なくなっていますが、大きなものから小さなものまで、まだまだオキナワナナフシをあちらこちらで見かけます。
手すりの上のシュリコシビロダンゴムシ
ヤンバルトサカヤスデ
日ごろ地面にいそうな生き物達が、手すりの上に上がって来ています。 地面の雨水を避けえいるのでしょう。
クワズイモの葉の下にいたアシダカグモ
うまくクワズイモの葉を傘にしていました。 みんみんのトイレや厨房にもいて、時々子どもたちの悲鳴が聞こえることがありますが、無害です。
葉上のリュウキュウカジカガエル
黒っぽい色をした個体
今の時期、リュウキュウカジカガエルはもっぱら森の中で見られます。 よく見ると色具合が個体によって違います。
一人ぼっちのナナホシキンカメムシ
歩道沿いの草刈りで集団越冬を邪魔されたものもいるようですが、あちこちで見られます。
褐色のハラビロカマキリの幼虫
暖冬のせいか、まだハラビロカマキリを見かけます。緑色、褐色どちらもいます。
成虫で越冬するタイワンクツワムシ
この日は、あちこちで鳴いていました。 秋から初夏まで、鳴き続けます。
ガガンボの仲間
葉の裏にとまっていました。 巨大なカと間違えてびっくりする人がいますが、カとはちがう昆虫です。 あらためて見ると相当な小顔です。
巣穴から顔をのぞかせているサカモトサワガニ
雨が降ったあとなので、もっとたくさん出歩いているかと思ったのに、あまり見かけませんでした。 サカモトサワガニもいつの間にか数を減らしているような気がします。
クワズイモの歯の隙間に隠れたオキナワアオガエル
水辺のビオトープの周辺ではオキナワアオガエルの鳴き声が聞こえていました。 何個体かいるようですが、なかなか姿が見えません。やっと見つけたアオガエルも近づくとかくれてしまいました。 みんみんの施設の周辺でも鳴き声を聞くことができます。
木の上で休息するツミ
小鳥食いの小型の猛禽です。この日2ヶ所でツミを見かけました。 猛禽類が住める森の環境が維持されることを願います。