知念小学校イノー観察会
昨日、知念小学校にイノー観察の出前講座に行ってきました。 3年生の授業で、鹿谷法一さんも一緒です。
校長先生と教頭先生が学校車を運転して、ピストンで子どもたちを海岸まで運びました。 近くにフィールドがあって、生徒数も比較的少ない、というのは、こういうとき強みですね。
先に、1組が到着。2組が到着するまでしばし休憩です。
学校の近くにこんなフィールドがあるのは、うらやましいですね。
素晴らしい景色ですが、久高島の左側は暗くなっています。 かたぶいしています。
2組が到着して全員が海岸に集まったころ、空気が突然冷たくなって、風も吹いてきました。 かたぶいが近づいてきたみたいです。 でも、この後、かたぶいはこの海岸を避けて、通って行きました。 日頃の行いのおかげですね。
観察会の注意を確認したら、出発です。
このイノーに来たことがある子どもは、全体の1/4くらいしかいません。 多くの子どもたちにとって、初めての体験です。
見るものみんな、大発見です。
ツノメガニ
ミナミスナガニ
フトユビシャコ
オオギガニの仲間
ソデカラッパ
クモヒトデの仲間
ナガウニ
クロナマコ
ニセクロナマコ
オオイカリナマコ
トゲクリイロナマコ
トゲクリイロナマコは、柔らかくなったり固くなったりすることを教えたので少し興味を持ってもらえましたが、動きの少ないウニやナマコは子どもたちにどうもいまいち人気がありませんでした。
イソアワモチの仲間
イソアワモチは、リーフの近くでたくさん見られました。 なかなか愛嬌があって面白いと思うのですが、このあたりに来るまでには、子どもたちの興味はルリスズメダイをすくって捕まえることに集中していたので、あまり注目されませんでした。
潮だまりのルリスズメ
そんな中で、子どもたちの注目を集めたのはイカの子どもでした。
ソデイカの子ども
あっという間に2時間がたって、イノー観察も終了です。
迎えの車が来るまで、ふりかえりなどをしたあと、無事学校に戻りました。
終わった後、一緒に講師をした鹿谷さんとも話をしたのですが、イノー観察の事前学習と事後学習にかかわることができればもっと充実した内容にできると思います。 例えば、沖縄の海におけるサンゴやサンゴ礁の役割の話を事前学習しておけば、子どもたちはきっと違った視点でイノーの生きものたちを見ることができたはずです。
みんみんでは、いろんな出前講座ができます。 興味のある方はご連絡ください(098-882-3195)
(ふじい)
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