2016年07月18日
キッズマンデープロジェクト「セミの抜け殻しらべ」
今日は、キッズマンデーの初日。テーマは、恒例の「セミの抜け殻しらべ」でした。
用意したプログラムの流れは、だいたい次のような感じです。

最初に、みんみんでキッズマンデープロジェクトを行うねらいや思いについて少し聞いてもらった後、
参加者がセミについて知っていることを確認しながら、末吉公園にいるセミ(主に、クマゼミとリュウキュウアブラゼミ)について少し話をしました。
【セミの抜け殻を調べる意味】
セミ(成虫)の好きな木(センダンやホルトノキ)があること、幼虫が地面で生活していること、を知っているということだったので、セミの幼虫がどんな木の地面で生活しているか予想してもらいました。 そして、その答えを知るには抜け殻しらべが有効であることに気付いてもらいました。
【クマゼミとリュウキュウアブラゼミの抜け殻の識別】
顔つきとおなかの突起の有無で区別できることを学んでもらった後、あらかじめ採っておいた大量の抜け殻で識別の実践をしてもらいました。

はじめは、虫眼鏡で特徴をよく観察しながら、親子で丁寧に識別していました。
大人よりも子どもは感がいいんですかね。 しばらくすると、子どもは一瞥しただけで違いが分かるようになったみたいです。「だって、色も形も、全然違うから・・・・」 違いが判る目になったんですね。
【オス・メスの識別】
産卵管のもとになるものがついているのがメスでついていないのがオスです。

ルーペを貸してあげると、それを使って見ていましたが、子どもは裸眼でも十分見えるようです。 今となっては本当にうらやましいです。
【抜け殻さがし】
公園内の3か所を抜け殻しらべの場所として選びました。
C-3 比較的密に木が生えているが、下草刈りなど管理がされている場所。
C-4 遊歩道沿いにまばらに気が植栽されている場所。ホルトノキには成虫が鈴なりにいる。
C-5 すこし深い森につながる林縁部。
それぞれの場所で3分間、全員で抜け殻を探して袋に入れて持ち帰りました。
【結果のまとめ】
地点別に種類と雌雄を識別して、集計しました。

同定役は子ども、集計役はお父さん
集計結果を地図にまとめました。

シールが小さいので貼るのも一苦労です。

2個体と数は少ないのですが、リュウキュウアブラゼミの抜け殻は深い森のつながる林縁部の地点だけで見つかりました。
セミの成虫がとてもたくさん見られる地点で、セミの抜け殻は必ずしも多く見つかりませんでした。
今回のセミの抜け殻しらべだけでは、明確な結論を導くことはできませんが、いろいろな推論が可能です。
いろいろな仮説を立てて、抜け殻しらべを行うと面白そうです。 「面白いと思たら、しらべてみてね」 ちょっと、あいまいなまとめですが、こんな感じでセミの抜け殻しらべを終えました。

【初日を終えて】
広報するのが遅かったせいもあり、参加者は一家族だけでした。つきっきりだったし、資料も教材もいろいろあげたので、超お得なイベントだったかも知れません。喜んでくれていたのが一番です。
来週は、「カタツムリの殻しらべ」です。 数年前の夏の干ばつ以降、公園内で数を増やしていたアフリカマイマイが今どうなっているのか。殻の大きさに注目してしらべてみます。何か面白いことが分かるかもしれません。 興味のある方は、みんみん(098-882-3195)迄ご連絡ください。
(ふじい)
用意したプログラムの流れは、だいたい次のような感じです。
最初に、みんみんでキッズマンデープロジェクトを行うねらいや思いについて少し聞いてもらった後、
参加者がセミについて知っていることを確認しながら、末吉公園にいるセミ(主に、クマゼミとリュウキュウアブラゼミ)について少し話をしました。
【セミの抜け殻を調べる意味】
セミ(成虫)の好きな木(センダンやホルトノキ)があること、幼虫が地面で生活していること、を知っているということだったので、セミの幼虫がどんな木の地面で生活しているか予想してもらいました。 そして、その答えを知るには抜け殻しらべが有効であることに気付いてもらいました。
【クマゼミとリュウキュウアブラゼミの抜け殻の識別】
顔つきとおなかの突起の有無で区別できることを学んでもらった後、あらかじめ採っておいた大量の抜け殻で識別の実践をしてもらいました。
はじめは、虫眼鏡で特徴をよく観察しながら、親子で丁寧に識別していました。
大人よりも子どもは感がいいんですかね。 しばらくすると、子どもは一瞥しただけで違いが分かるようになったみたいです。「だって、色も形も、全然違うから・・・・」 違いが判る目になったんですね。
【オス・メスの識別】
産卵管のもとになるものがついているのがメスでついていないのがオスです。
ルーペを貸してあげると、それを使って見ていましたが、子どもは裸眼でも十分見えるようです。 今となっては本当にうらやましいです。
【抜け殻さがし】
公園内の3か所を抜け殻しらべの場所として選びました。
C-3 比較的密に木が生えているが、下草刈りなど管理がされている場所。
C-4 遊歩道沿いにまばらに気が植栽されている場所。ホルトノキには成虫が鈴なりにいる。
C-5 すこし深い森につながる林縁部。
それぞれの場所で3分間、全員で抜け殻を探して袋に入れて持ち帰りました。
【結果のまとめ】
地点別に種類と雌雄を識別して、集計しました。
同定役は子ども、集計役はお父さん
集計結果を地図にまとめました。
シールが小さいので貼るのも一苦労です。
2個体と数は少ないのですが、リュウキュウアブラゼミの抜け殻は深い森のつながる林縁部の地点だけで見つかりました。
セミの成虫がとてもたくさん見られる地点で、セミの抜け殻は必ずしも多く見つかりませんでした。
今回のセミの抜け殻しらべだけでは、明確な結論を導くことはできませんが、いろいろな推論が可能です。
いろいろな仮説を立てて、抜け殻しらべを行うと面白そうです。 「面白いと思たら、しらべてみてね」 ちょっと、あいまいなまとめですが、こんな感じでセミの抜け殻しらべを終えました。
【初日を終えて】
広報するのが遅かったせいもあり、参加者は一家族だけでした。つきっきりだったし、資料も教材もいろいろあげたので、超お得なイベントだったかも知れません。喜んでくれていたのが一番です。
来週は、「カタツムリの殻しらべ」です。 数年前の夏の干ばつ以降、公園内で数を増やしていたアフリカマイマイが今どうなっているのか。殻の大きさに注目してしらべてみます。何か面白いことが分かるかもしれません。 興味のある方は、みんみん(098-882-3195)迄ご連絡ください。
(ふじい)
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