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2016年06月27日

シロアゴガエル駆除のための水抜き

みんみんの入り口付近に四角い形をした水溜があります。 

もともとは、この水溜、末吉公園に水辺のビオトープを作るときに池とその周辺に植栽する植物を一時期保管するために作ったものです。
その後、この水溜で、オキナワアオガエルやヒメアマガエル、シリケンイモリが繁殖するようになり、水辺のビオトープとして残すことにしました。

現在の水溜は、2回目のシート張替え修理を機会に、本格的に作り直したものです。

毎年、冬になるとオキナワアオガエルやシリケンイモリが繁殖するのはいいのですが、夏になると特定外来生物のシロアゴガエルがだんだんと目立つようになってきています。 水辺の周辺にはたくさんの泡巣がぶら下がっており、水の中のオタマジャクシも、ほとんどシロアゴガエルのものである可能性が高いです。 

そんなとき、内地に就職したメンバーが、来沖してボランティア活動をしたいというので、ビオトープ管理の日(6月25日)に水溜の水抜き作業ををすることにしました。

シロアゴガエル駆除のための水抜き
バケツで水を汲みだすのですが、網の上で流して生物を見つけます。

はじめは2人でしたが、途中から4人に増えました。

回収された生物は、ほとんどがシロアゴガエルのオタマジャクシのようです。
シロアゴガエル駆除のための水抜き

まだ鰓の残っているシリケンイモリの幼生は4匹見つかりました。
シロアゴガエル駆除のための水抜き
シロアゴガエル駆除のための水抜き

トゲナシヌマエビも2匹見つかったのですが、これは誰かが入れたのだと思います。

マツムシの仲間のような小さな昆虫はたくさんいましたが、以前掃除した時にたくさん見つかったヤゴは今回確認されませんでした。

最後に、雨水タンクの水を入れて作業を終わりました。


水抜き作業をおこないながら周辺の泡巣を除去したのですが、全部で11個もありました。
せっかく、シロアゴガエルを水溜から除去したので、これからはより積極的に泡巣を除去して、増やさないようにしたいと思います。
皆さんも、もし、夏場に泡巣をみかけたら、シロアゴガエルの可能性が高いので、水辺から離れたところに除去するようお願いします。

今回は、内輪の活動として、外来種駆除や生き物捕獲を行ったのですが、できるだけいろんな人が参加できるようなイベントとして企画していきたいので、その時はご参加をよろしくお願いします。

(ふじい)




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