みんみんの鳴き声～都会の森から～

ラデンキンカメムシ（仮称）Scutellera amethystina
数年前から沖縄に侵入したそうで、アカギを寄主としているそうです。
台湾あたりが原産と言われているようです。

写真の個体はすべて、沖縄市の公園で採ってきたものです。
よく見ると、アカギの木の実に多数の成虫と幼虫で混在していました。

つい先日、ついにみんみん裏のアカギでも10匹ほど確認することができました。
しかし、あれからすぐに姿を消してしまいました。
現在、那覇市と沖縄市で確認されているみたいですが、アカギと言えば中南部では比較的どこでも見られる身近な樹木。
本当に沖縄市と那覇市にしかいないのか、少し疑問です。
アカギをつたって、分布を拡大していきそうな気がしますが。
アカギは街路樹にもよく利用されていますが、それらの中には海外から持ち込んだものもけっこうあるんじゃないでしょうか？
それに伴い一緒にラデンキンカメムシがやってきたということかもしれません。
どんなに美しくても外来種は外来種。
改めて、植物や動物の移入をむやみやたらにおこなってはいけないということを考えさせられますね。

喜友名